「戦場からの証言」証言者の兵歴
|「戦場からの証言」証言者の兵歴太平洋戦争年表|地域別の戦闘・作戦|主要海戦航空戦地図|

陸軍:通信兵 本土:千葉県柏市〜東京
陸軍:高射砲兵 南方:パラオ・コロー〜ニューギニア・ソロン〜ドォモ島〜サワラティ島

三橋 國民さん

生年月日1920年(大正9年)
所   属陸軍 東35師団野戦高射砲74大隊2中隊
兵   科高射砲兵
最終階級伍長
転属歴
▲ 昭和16年応召。訓練地千葉県柏市
△千葉県柏にあった高射砲2中隊に入隊。その後東京防空隊1903部隊に転属。
  今もある工学院(大学)屋上にあった1903部隊司令部に通信兵として勤務するが病気のため召集解除となり帰郷する。
▲その2年後昭和18年。2度目の召集で応召。野戦高射砲74大隊2中隊に入隊する。
△昭和19年、横浜港から北支東35師団の船団が入港。その指揮下に入ってパラオ・コローへ行く。重巡「青葉」にて西部ニューギニア・ソロンに強行上陸。以後独立第2中隊はソロン・ドォモ島と近郊のサラワティ島サマテの野戦飛行場警備についた。しかし、隊員150名のうち敗戦時95%は戦没する

帰国年月日1946年(昭和22年)6月27日、帰国


取材日:2005.09.10

 

 戦場証言

ニューギニアなど、4回死に損なった。
40人の部隊のうちたった2人しか生還できなかったうちの一人。
あるとき陣地を蛍が埋め尽くししかたが、草原の上に人影がある。声をかけたが反応がない。近づいて触れると手が血にまみれた。戦友が昼間死んだ場所だった。
蛍がそこだけ避けて飛んでいた。
(戦後芸術家となる。この体験を絵にしたものを東松山市に寄贈。鎮魂展を開催する)



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