中田:別表(先にFAX)を提案。活動を維持するためには定期収入が必要。ご意見をいただきたい。特に賛同者募金(赤い羽根の募金みたいなもの)は、呼びかけを拡大する手法の一つともしたい
重田:賛同人というのは、例えば私の知り合いなんかの兵士で、証言はするほどの事がなくても、お金は出して参加したいとそういうのはあっても良いのでしょ。
中田:ええ、勿論です。
中島:単に外で募金を募集するのではなく、前回の大森の展示会のような公共の会場を借りて、イベントをして、来ていただいた方から募金をお願いしたい。そういうイベントをどんどん企画してほしい。街頭は難しいし、今は色々な団体が募金を集めては何に使っているか分からない状況があるので、やり方によっては、会の信用を失ってしまう。(幾人かが賛同の頷き)
磯部:私の取材は横浜で立派な部屋を半日とってもらってやった。女性が3人、男性が1人来た。その後ビデオが送られてきてびっくりした。私は写真が好きなので色々な人を撮ってきたが、私のことをあんなに長い間撮ってもらったのは初めてだ。二時間丸々私の顔だけが映っている。私は千円会費を払ったけれど考えてみたら部屋代もある、ビデオ代も、4人の若者をそのまま張り付かせるのだって金額にしたら1万できくんだろうか、数万かかるかもしれない。いや私は10万払ったってこれは欲しいなと思うようなもので、これは凄いことをやっているなと思った。
稲村:会員とサポーターはどう違うのか。誰を対象にしているのか?
中田:規約では会員は「趣旨に賛同する全ての人々」となっている。趣旨に賛同するとは、具体的には賛同して千円を払ってくれる、証言をしてくれる、或いはこの活動を広げるために動いてくれるそういったことを全部指す。
稲村:私は千円を払って会員になっているが、これは入会金で月額千円払うことになるのか?
田所:そうではない。会員、賛同者はあくまで千円だけ。
井ノ口:年会費千円ということか
田所:年会費にするかどうかはこれから。一応今は千円とのみなっている。
稲村:ならサポーターは何か。
中田:定期収入を考えられるスポンサーみたいなものだと考えている。
稲村:ああ、言ってみれば動かんでもいいからお金を出して支援してくれということか。
磯部:私の仲間のことを考えてみて、例えば声を掛ければ千円出す者は一杯いると思う。それであのビデオが送られてくれば、自分のビデオ代と思えばそれはとても安いものだ。けれどもそれを年々集めるということになると、会員になろうという人間はぐっと減りそうだ。
稲村:そもそも今の財政の収支はどの様な状況になっているのか?
田所:月々のテープとか、郵送費とか、1万円以上かかるような遠隔地の交通費といった消耗品、全体で月10万円ぐらいだが、これはどうにか会からまかなっている。しかし普段の取材の為の交通費はボランティアが各自負担している。ベースになる事務所の提供や印刷・コピーの使用、電話やFAX、光熱費といったものは全部上田先生に頼っている。
口々に 会の収入はどこにあるのか
田所:1人千円の賛同会費で、残りは何人かの方の多額のカンパに寄っている。
稲村:まあ、一応やれているということか?
田所:否、これをやれているというのか・・・。
朝風の会会員:そんなもの、やれている訳がない。ボランティアが自分の時間を使って活動した上に自腹まで切っているから廻っているだけなんでしょう。
山本:とにかく負債だけはないという状態ですね。
稲村:ここにいるものがまあ20人として、毎月千円ずつ出すことにするとして20万か
一同:いやいや
稲村:ああ、1万ずつ出せば20万か。
井ノ口:いくらかかるから、これくらい欲しい、例えば月々幾らとか3月総会ではっきり提示するべき。財政基盤がなければ長続きする活動は出来ない。
鵜野:確かに財政論がない運動はありえない。そのための方法も再度事務局で整理しよう。1人千円も月額もどちらもあって良いと思う。
田所:ただ、これは理想論かもしれないが、活動の本来の主旨はあくまで「賛同一人千円」を拡大していくことだと思う。少ない賛同者から多くとる事を考えるよりも、広範囲の人に証言をしてもらい、賛同をしてもらって、お金を集めることが運動の拡大にも繋がる。例えば15万人の証言者が集まるなら財政問題は解決する。現実はすぐには難しいから月額制のサポーターも考える事になるだろうが、基本はそちらには無いということは確認しておきたい。(一同頷き賛同)
中田:財政案に関しては、もう一度事務局側で案を練って、提示します。
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